「職場でのコミュニケーション」コレ〇コレ✕の言葉遣い60パターン~前篇~

仕事中に上司や同僚と会話する時の受け答えで失敗した事はありませんか?実はちょっとした工夫をするだけで人間関係が良くなる言葉遣いがあれば知りたくありませんか?なぜなら貴方の受け答えによって周りの人が不快な気分になっている可能性があるからです。この記事では私が今まで働いてきた職場で実際に使用して反応が良かったり、苦手なシチュエーションをうまく乗り切ることが出来た言葉遣いを60パターン用意したので明日からのコミュニケーションに取り入れてみてください。

職場での言葉遣いコレ〇コレ✕【①~⑩】

①緊張します

初出勤の時や今までやった事のない仕事を教えてもらう時に「緊張します。」はコレ✕、「何だかワクワクします。」がコレ〇なので使ってみてください。

緊張をワクワクに言い換えるだけでネガティブな印象が一変し、周囲の雰囲気が明るくなり前向きに取り組むことが出来るでしょう。

例えば「初めての作業なので何だかワクワクします。」とか「今日からこちらで働くと想像しただけでワクワクしてきました。」って言えると安心してもらえると思います。

②良い人ばかりですね

会話の中で親切にされたり、優しく気遣ってもらうシチュエーションの時に「良い人ばかりですね。」はコレ✕、「○○さんや△△さん筆頭(ひっとう)に皆さん良い人ですね。」とプラスαして伝えるのがコレ〇です。

○○には自分が会話している人を入れ、△△には○○さんと仲が良さそうな人を入れて話すのが職場での人間関係を円滑にするポイントです。

例えば「○○さんと△△さん筆頭に皆さんが親切に教えてくれるので仕事が楽しいです。」とか、仕事で褒められた時に「いやいや、○○さんや△△さん達が判りやすく教えてくれたから出来たんですよ。」って、さり気なく会話の中に混ぜると相手の印象はアップすることでしょう。

③頑張ります

仕事で注意された時に「頑張ります。」ってよく使う場面も多いと思いますが、実はコレ✕、「○○さんのように私も頑張ります。」が相手との距離を近づけるきっかけになるのでコレ〇です。

相手を尊敬している気持ちをさりげなく伝える事が出来るので普段から意識して使ってみることをオススメします。

例えば、仕事が遅いと注意された時に「○○さんのように効率的に仕事が出来るように頑張ります。」とか周囲のペースを乱したとき「○○さんのように気を配れる人間になれるよう頑張ります。」など、相手の目を見ながら敬意もって伝えられるようになると上級者レベル、好感度アップ間違いなしです。

④何かあれば、連絡してください

取引相手やお客様との会話の最後などに「何かあれば、連絡してください。」と伝えるのはコレ✕、「気になる事や不明点がありましたら、遠慮なくおっしゃってください。」がコレ〇。

「遠慮なく」と伝える事で相手が言い出しやすい状況を作ることが出来ますし、親切に対応してくれる人という印象が信頼関係に繋がるでしょう。

例えば「私からの話は以上になりますが、気になる点や不明点がありましたら、遠慮なくおっしゃってください。」や、「ここまでで質問がありましたら、遠慮なくおっしゃってください。」と相手が切り出しやすいタイミングを作ることが出来ます。

⑤もっと○○します

仕事で結果が出なかったとき、目標に届かなかったときに「もっと頑張ります。」や、提出書類の記入ミスをした時は「もっと注意します。」と話すのはコレ✕、「より一層、頑張ります。」「より一層、注意します。」に言い換えるのがコレ〇。

より一層」の方が好印象な言葉遣いになるので、マスターしておくと前向きなイメージが付きやすいでs。

例えば、「来月は必ず目標達成が出来るよう、より一層、頑張ります。」「次回はミスが無いよう、より一層、注意します。」と伝えるようにするだけで印象は違ってきます。

⑥色々と調べています

企画やプレゼンの資料や情報を集めている際に話しかけられて「色々と調べています。」と伝えるのはコレ✕、「夢中になって調べています。」とワクワク感を伝えるのがコレ〇。

仕事に対して前向きに取り組んでいることを伝えられますし、知識欲が湧き出ているフレーズによって受け取り手も評価してくれることでしょう。

例えば「良い企画を作りたいと思っているので、夢中になって調べています。」「皆さんが興味を持つようなプレゼンにしたいので、夢中になって調べています。」と伝えると高評価されると思います。

⑦私も嬉しいです

同僚が結果を出したときに「私も嬉しいです。」はコレ✕、「○○さんが努力していたのを知っていたので、私も嬉しいです。」とプラスαするのがコレ〇。

一緒に仕事をしているから伝えることが出来るシチュエーションなので、ねぎらいの気持ちを添えて同僚の成果を輝かしいものになるよう称賛しましょう。

例えば「○○さんが遅くまで残っていたのを見ていたので、私も嬉しいです。」「○○さんが何度も取引先に通っているのを知っていたので、私も嬉しいです。」と努力していた内容を伝えると相手も嬉しいはずです。

⑧やばい、マジで嬉しくて

嬉しさのあまり、必要以上に仕事を頑張ってしまった時に「やばい、マジで嬉しくて。」はコレ✕、「嬉しくて、つい○○しすぎてしまいました。」がコレ〇になります。

反省していることを伝えながらも、嬉しくて張り切った、もっと頑張りたい気持ちを伝えることが出来るので、やばい、マジ、のフレーズを変換できるようにしておきましょう。

例えば「嬉しくて、つい先の作業まで進んでしまいました。」「嬉しくて、つい時間を忘れて作業してしまいました。」など、飲み会の時には「楽しくて、つい飲みすぎてしまいました。」と応用もできるので覚えておくと良いと思います。

⑨順調だと良いですね

新しい企画や新店舗が稼働した今後について「順調だと良いですね。」はコレ✕、「軌道に乗っていく事を願っています。」がコレ〇。

物事が計画通りに進んでいくという意味としては同じですが、売り上げや業績などの場面で使用するなら変換しておくとワンランクアップした印象を伝えられます。

例えば「私も○○店が軌道に乗って行く事を願っています。」「○○さんの企画が軌道に乗って成功すると思います。」と将来に期待する場面で使う事が多くなります。

⑩また会えたらいいですね

先方やお客と別れる際に「また会えたらいいですね。」はコレ✕、「またお会いできる日を楽しみにしています。」がコレ〇。

ちょっとした言い換えなのですが、相手の事を大切にしているのが伝わる言葉なので、これからも付き合っていきたい相手には自然と出てくるフレーズにしたいです。

例えば「今日は楽しかったです、また○○さんにお会いできる日を楽しみにしています。」「本日はご来店ありがとうございました、またお会いできる日を楽しみにしています。」と伝えたいですね。

職場での言葉遣いコレ〇コレ✕【⑪~⑳】

⑪お返しは大丈夫です

お祝いやプレゼントをした際にお返しをしたいと言われるシーンで「お返しは大丈夫です。」はコレ✕、「貰って頂けるだけで十分なので気にしないでください。」がコレ〇。

「渡しただけで十分なのでお返しはいりません。」と相手に気を使わせないようにするフレーズです。

例えば「貰って頂けるだけで十分なので、本当に気にしないでください。」と丁寧なフレーズを使うことによって相手へ祝福の気持ちと、お返しは本当に必要無い事が伝えられます。

⑫つまらないものですが

相手に贈り物をした時に「つまらないものですが。」はコレ✕、「ほんの気持ちですが。」「心ばかりのものですが。」「ささやかではありますが。」がコレ〇。

「つまらないもの」は少し失礼なイメージが伝わってしまうので、コレ〇の中で自分が使いやすいと感じたものを選んで使ってみてください。

例えば「本日は呼んで頂き有難うございます。ほんの気持ちですが、どうぞお召し上がりください。」「心ばかりのものですが、こちらをお持ちになってお帰りください。」など、さりげなく感謝を伝えたいときに使って欲しいと思います。

⑬体調には気を付けてください

メールや手紙などの最後に「体調には気を付けてください。」はコレ✕、「これから○○なので、ご自愛ください。」がコレ〇。

意味は「今の健康な状態を維持し、体調を崩しませんように。」なので、体調を崩している人や入院している人には「どうかお大事になさってください。」と伝えるようにして注意してください。

間違った使い方は「お体にご自愛下さい。」になり、二重表現になりますから「お体」は外すようにして気を付けましょう。

例えば「寒さ厳しい折、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます。」「酷暑の折から、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。」「春暖定まらぬ時期が続きますが、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。」「厳しい暑さが続きますが、夏バテなどなさらないよう、くれぐれもご自愛ください。」等、言葉を選んで伝えたいですね。

⑭素敵ですね

商品を褒めるときに「素敵ですね。」はコレ✕、「○○で素晴らしいですね。」がコレ〇。

相手はどういう風に良いと思っているのか知りたいので、しっかりと表現するバリエーションを用意しておくと会話が膨らんでいきます。

例えば「働く女性の事を考えた商品で素晴らしいですね。」「男性の悩みを全て解決できる素晴らしい商品ですね。」と伝えて、ここが気に入ったと次の会話も用意するように意識してください。

⑮良い人ですね

先輩を褒めるシーンで「良い人ですね。」はコレ✕、「尊敬しています。」がコレ〇。

他にも「憧れています。」や「見習いたいと思います。」など使い分けできると相手に合わせたコミュニケーションが出来るので試してみてください。

例えば「同じ男性として尊敬しています。」「○○さんを見習いたいと思います。」と敬意を込めた意味合いを選ぶことによって相手に喜ばれると思います。

⑯するどいですね

仕事のアイディアや効率化を考えている時などに斬新な発想やセンスのある発言があった場合に「するどいですね。」はコレ✕、「目の付け所が良いですね。」がコレ〇。

相手のイメージが怖い印象になる事を少しでも防ぐのであれば言い換えましょう。他にも「良い所に気が付きましたね。」と視点を褒めるような言葉を探してみると喜んでもらえると思います。

例えば「確かに○○さんの提案は目の付け所が良いですね。」「素晴らしいです。○○さん、良い所に気が付きましたね。」と肯定してあげたり、同調してから褒めてあげるテクニックを多用したいものです。

⑰来週も頑張りましょう

休日前の仕事が終わった時に「来週も頑張りましょう。」と言うのはコレ✕、「今週もお疲れさまでした。良い休日を。」がコレ〇。

仕事を意識させる言葉より休日を楽しむための言葉を使用することによってONとOFFを切り替えられ、相手も休み明けから仕事パフォーマンスが上がる事でしょう。

例えば「今日もお疲れ様でした。良い連休をお過ごしください。」「お疲れさまでした。明日はゆっくり休みましょう。」と休みを有意義にするフレーズを使ってください。

⑱健闘を祈ります

仕事が上手く行くように応援する言葉として「健闘を祈ります。」はコレ✕、「良い結果に繋がりますように。」がコレ〇。

営業時代は結果が全てだったので、過程よりも成果を求められたりすることが多い職場でした。言葉を意識してからは成績が良くなることが多くて言葉の大切さを実感した記憶があります。

例えば「わかりました、良い結果になる事を祈ってます。」「行ってらっしゃい、良い結果に繋がりますように。」と結果に意識を向ける言葉を掛けてみてください。

⑲後で反省しないように

今まで努力してきたことや勉強したことを発表する人へ「後で反省しないようにして下さい。」はコレ✕、「今までの頑張りを出してきて下さい。」がコレ〇。

他にも「思い残すことが無いように頑張って下さい。」「最後まで諦めずに全力を出し切ってください」など前向きな言葉を掛けて送り出してあげたいと思って使っています。

例えば「今回の企画は自信があると聞いています。思い残すことが無いように伝えてきてください。」「夜遅くまで練習していたのを見ていました。今までの頑張りを全て出してきて下さい。」と激励して相手が勇気を出すきっかけにしたいものです。

⑳失敗しないように気を付けて

いつもやっている仕事を誰かに見られていると緊張するものです。「失敗しないように気を付けて。」はコレ✕、「いつも通り、伸び伸びとお願いします。」がコレ〇。

ネガティブな言葉を使うと余計に緊張してマイナスに働くことが多く、日常を見せる事を意識するとハードルが下がってプラスに働いたりします。

例えば「普段の状況を見たいので、いつも通りお願いします。」「普段通り、伸び伸びと作業してください。」と伝えましょう。

職場コミュニケーション術~まとめ~

60パターンの内1~20までを紹介してきました。

次の記事では中篇、後篇を紹介していきますので、言葉の引き出しを広げたい方は次も読んでいただけると嬉しいです。

「職場でのコミュニケーション」コレ〇コレ✕の言葉遣い60パターン~中篇~(㉑~㊵)

「職場でのコミュニケーション」コレ〇コレ✕の言葉遣い60パターン~後篇~(41~60)

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆様が職場でのストレスが少しでも和らぐ事を祈っています。

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