自分の言葉遣いを上司や取引先の方に注意されたことはありませんか?社会人として相手を不快にさせないフレーズを覚え、周囲の印象を良くする方法を紹介します。この記事では今まで人間関係に悩んでいた私が意識するだけで問題解決できた明日から使えるコミュニケーション術を紹介していますので参考にしてくださると嬉しいです。
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職場での言葉遣いコレ〇コレ✕【㊶~㊿】
㊶全然、訳が分かりません
新しい仕事を教えてもらった時に「全然、訳が分かりません。」はコレ✕、「もう少し詳しく教えてもらえませんか?」がコレ〇。否定だけで終わらせずに、詳しく教えてもらいたいという気持ちを伝えるのが大切です。
「分かりやすく教えてもらえませんか?」は教え方が悪いと伝わる可能性があるので注意しましょう。理解できた時は自分の言葉でこれから行う内容を相手に確認すると相手も安心して任せることが出来るので習慣にすると良いですよ。
例えば「もう一度、詳しく教えてもらえませんか?」「○○の部分ですが△△して✕✕する流れで合っていますか?」と聞いて、答え合わせをしてという流れがミスを減らすコツだと思います。
㊷○○を追加してください
データの作成や商品のチェックをしている時に「○○を追加してください。」はコレ✕、「良く出来ていますね、後は△△を付け加えると良いと思います。」と褒めて伸ばす方が今の時代にはあっていると思います。
仕事を任せている人へ自分の意見を伝える時は肯定から入ると相手も聞き入れてくれることが多いので、最初は褒めてから合格ラインにするための内容を伝えましょう。
例えば「この方向で良いと思います、後は○○を付け加えてもらえれば大丈夫です。」「良く出来ているので大丈夫ですが、強いて言えばココに○○を加えてもらっても良いですか?」と謙虚に伝えることで相手も不快になる事は無いと思います。
㊸また別の機会にお願いします
相手に頼まれた仕事を断らないといけないシーンで「また別の機会にお願いします。」は機械的なイメージで冷たく感じるのでコレ✕、「他の事で私に出来ることがありましたら、またご連絡頂けると幸いです。」と次に繋がる柔らかい言葉を伝えましょう。
せっかく話してくれたので次回は力になりたいという気持ちを伝える事で、相手との人間関係が悪くなることを防げますし、連絡も取りやすい関係を続けられると思います。
例えば「他の事で私に出来ることがあれば何時でもご連絡いただければ幸いです。」「他の事でお力になれる事がありましたら、言って頂けると嬉しく思います。」と気軽に相談して欲しい事を話しましょう。
㊹また都合が良ければ、お願いします
食事や遊びにの誘いを断る際に「また都合が良ければ、お願いします。」はコレ✕、「また○○さんの都合がよろしい時に、ご一緒させてください。」と次回の予定を聞くのがコレ〇です。
自分が断っているので相手の空いている日時に自分の予定を合わせるのがマナーです。相手からの提案が無ければ自分の空いている日を提案してみましょう。
例えば「今回は申し訳ありません、また○○さんの都合のよろしい時に、ご一緒させてください。」「私は〇日と△日が空いていますが、□□さんの予定は空いていますか?」仲が良いのであれば私は後者を使うことが多いです。
㊺ご協力お願いします
上司や取引先の方に協力して欲しい時に「ご協力お願いします。」はコレ✕、「お力添(ちからぞえ)えください。」が目上の人に言うフレーズとしてコレ〇です。
同僚や部下にはご協力を使っても良いと思いますが、あくまでもお願いしているのは自分なのでお力添えを使って印象の良い人間だと印象を付けた方が人間関係が良くなると思いますよ。
例えば「次回の企画の時にも○○さんにお力添え頂けると幸いです。」「締め切りに間に合わせたいので○○さんのお力添えをお願い出来ますか?」これがスムーズに言えるようになるとお願い上手な愛されキャラになるかもしれないです。
㊻突然ですが
自分にとって重大な決断を話す際に「突然ですが。」はコレ✕、「前から考えていたのですが。」がコレ〇。今さっき考え付いたでは無くて、前から考えていた事を伝えた方が相手もちゃんと受け止めてくれるはずです。
特に、退職や転職などの相談や、結婚、引っ越しなど色々なシーンで使う事が考えられるので、伝えるときは軽いイメージの言葉よりもしっかりとした言葉を使いましょう。
例えば「実は、前から考えていたのですが。」「ずいぶん前から考えていたのですが。」と悩んだ末に出した答えであることを伝えましょう。
㊼○○の件はまだですか?
取引先の方にお願いしていた仕事についての催促(さいそく)や進捗(しんちょく)を聞きたい時に「○○の件はまだですか?」はコレ✕、「○○の件ですが、その後いかがでしょうか?」がコレ〇。
お願いしている場合はあくまでもお伺い(おうかがい)する気持ちが大切です。絶対ダメなパターンは「早くやってもらえませんか?」とか「まだ終わらないですか?」と言った命令口調なフレーズ。相手のやる気を低下させてしまうので使わないように。
例えば「お願いしていた○○の件についてですが、その後の進捗状況はいかがでしょうか?」「先週お願いしていた案件ですが、その後いかがでしょうか?」とメールを送るときにも使えそうな言葉です。
㊽この仕事をお願いします
仕事を任せたい時に「この仕事をお願いします。」はコレ✕、「○○さんは仕事が早いので引き受けてもらえるとありがたいです。」と名前とその理由を加えたフレーズがコレ〇です。
基本的にお願いする人の特徴や長所を加えるだけなので、「いつも丁寧な仕事をしてくれるので。」や「必ず時間通りに間に合わせてくれるので。」「社交的で誰にでも気配りが出来るので。」と相手のやる気を引き出すような言葉を掛けてあげましょう。
例えば「○○さんは明るくて社交的なので新人教育係を引き受けてもらえるとありがたいです。」「○○さんは今まで時間に遅れたことが無いので、この事務を引き受けてもらえると助かります。」自分が持っていない能力については得意な人にお願いすると社内環境がスムーズに回ります。
㊾お忙しい中、すみません
作業をしている人に話しかける時「お忙しい中、すみません。」はコレ✕、「ご多用のところ恐れ入りますが。」がコレ〇です。
私も最近覚えた言葉ですが、心を亡くすと書くので人によっては嫌う人も居るようです。確かに結婚式や葬儀のあいさつではご多用を使うことが多いので、どんな時も使うことが出来る言葉だと思いました。
例えば「○○さん、ご多用のところ恐れ入りますが」「本日はご多用のところお越し頂きありがとうございます。」と急ぎの時や企画発表の挨拶、様々なシーンで使うようにします。
㊿今、良いですか?
悩みを聞いてもらいたい時に「今、良いですか?」はコレ✕、「相談したいことがあるのですが、お時間を頂けませんか?」と相手に心の準備をしてもらうきっかけを含めたフレーズがコレ〇です。
相手も軽い気持ちで返事をしたものの、意外と内容が重かったり、時間が掛かる内容だと困ることがあります。ちゃんと時間が掛かる事を伝えることで相手もタイミングや予定を作りやすくなります。
例えば「○○さん、今後の事で相談したいことがあるのですが、お時間頂けませんか?」「○○の企画について相談したいことがあるのですが、この後、お時間頂けませんか?」と出来れば相談したい内容を軽く伝えた上で話すと相手も受け入れやすいと思います。
職場での言葉遣いコレ〇コレ✕【51~60】
51 うっかりしていました
好意に対するお礼や仕事の用事を先延ばしにしていた時に「うっかりしていました。」は忘れていたイメージになるのでコレ✕、「タイミングを逃していました。」と伝え、覚えているが出来ていない印象を与えるコレ〇フレーズを使いましょう。
少しでも自分の印象を下げない為のフレーズになりますので、本来であればなるべく早く行動するように習慣化したい項目です。物理的に難しい場合は周りを頼るのも1つの手段だと思います。
例えば「緊急業務が入り、タイミングを逃していました。」「申し訳ありません、報告するタイミングを逃していました。」「なかなか時間が作れずにタイミングを逃していました。」のように使うタイミングが重要です。
52 言い過ぎてしまいました
同僚や上司との会話で失言した場合に「言い過ぎてしまいました。」はコレ✕、「勢いで出た言葉ですが、本心ではありません。」と反省していることを伝えるコレ〇フレーズを使いましょう。
普段の人間関係が構築されているのであれば気付いたタイミングで使いたいフレーズ。何を言われても熱くならずに冷静に対応できる人間になりたいものです。
例えば「○○さん、先程の話ですが本心ではありません。申し訳ありませんでした。」「勢いで出た言葉ですが、本心ではありませんので忘れてもらえないでしょうか?」かなり苦しい場面になってしまうので、言葉には気を付けましょう。
53 怒らせてしまい、申し訳ありません。
取引先の方を怒らせたシーンで「怒らせてしまい、申し訳ありません。」はコレ✕、「不快な気持ちにさせてしまった事を深くお詫びいたします。」がコレ〇です。本当に反省していること、誠実な言葉を選んで許してもらう事が大切です。
この言葉を使うと必ず許してもらえるわけではありませんが、深く反省していることを伝えるフレーズ、この言葉をきっかけにもう一度、話し合える場を作ってもらえると良いのですが、、、。
例えば「私達のミスによって○○様を不快な気持ちにさせてしまった事を深くお詫びいたします。」「私の勝手な行動によって皆様を不快な気持ちにさせてしまった事を深くお詫びいたします。」と素直に謝る事が自分の成長に繋がると信じましょう。
54 いつも甘えてばかりで、すみません
上司にお金を出してもらい、奢ってもらうシーンで「いつも甘えてばかりで、すみません。」はコレ✕、「いつも甘えさせてもらい、ありがとうございます。」と感謝を伝える言葉がコレ〇です。
コミュニケーションにおいて常に意識している事はマイナスの言葉を使わない事です。すみませんよりもありがとうございますを使うと相手も嬉しい気持ちになってもらえるので、その後の人間関係が良好に進んで行く事が多いと感じます。
他にも「ご馳走様です、いつも貴重な時間をありがとうございます。」「○○さん、楽しくてあっという間だったのでまた誘ってください。」と一緒に居て楽しかった事や、感謝を伝えるように意識しましょう。
55 プレッシャーです
責任感を求められる仕事を任された時に「プレッシャーです。」はコレ✕、「貴重な機会を頂き、感謝致します。」がコレ〇です。
意外と使ってしまう事が多いフレーズですが、自信が無く捉えられてしまう事があるので、前向きな言葉に置き換えて自分の気持ちを引き締める言葉にしましょう。
例えば「企画のリーダーという貴重な機会を頂いたので、全力で取り組みます。」「今回のような貴重な機会を頂き、私の中で良い経験になりました。」のように任された仕事が終わってからの感想にも使うこともできます。
56 ジーンとしました
気遣ってもらったり、励ましてもらった時に「ジーンとしました。」はコレ✕、「心が温まる言葉をありがとうございます。」がコレ〇です。
他にも「胸に響きました。」「心に沁(し)みました。」など、感動したり、考え方の変化があった時に使える良い言葉が沢山あるので自分が使いやすい言葉を覚えておくと良いと思いますよ。
例えば「○○さんの考え方や仕事の姿勢は、私の胸に響く事が多いです。」「皆様からの心温まる言葉が仕事への活力になります。」のように感謝している時に使います。
57 おかげさまでした
仕事で助けてもらった後にお礼を伝える際に「おかげさまでした。」はコレ✕、「○○さんのおかげで助かりました。」と名前を入れるのがコレ〇です。
名前を入れるだけで好感度アップすることが多いので、私は常に使う事を意識しています。特に感謝やお願いする時は必ず入れています。本当に相手の反応が違うことに驚いています。
例えば「今回の企画は○○さんのおかげで本当に助かりました、ありがとうございます。「○○さんは信頼できるので、お願いしたい事があるのですが良いですか?」と謙虚さを含めて話すと相手は向き合ってくれることが多く感じます。
58 励まされました
仕事の軌道修正や効率的な方法を教えてもらった際に「励まされました。」はコレ✕、「励みになりました。」と受け身の言葉で表現せずに、自分の内側から出てきた表現に置き換えるのがコレ〇です。
他にも「モチベーションが上がります。」や「仕事の原動力になりました。」と元気が出てやる気になった事を伝える言葉は相手にも刺激を与えることが出来るので職場の雰囲気が良くなるきっかけになる事も多いと感じました。
例えば「○○さんの方法は効率的で私のモチベーションが上がりました。」「いつもクオリティーを上げてくれるヒントを頂けるので、私の中では○○さんとの仕事は励みになります。」と頼りにしている事をさりげなく伝えられるので私は良く使っています。
59 いつも面倒ばかりですみません
相手から出向いてもらったり、無理な依頼を受けてもらった時に「いつも面倒ばかりですみません。」はコレ✕、「いつも温かい心遣いに感謝致します。」とプラスの言い換えがコレ〇です。
私は日常的に感謝を伝える事を意識しているので、すみませんやごめんなさいを使う時は自分の失敗やミスの時だけにしています。相手の反応も感謝の言葉を伝えた方が良いことが多いです。
例えば「急な業務依頼にも関わらず対応していただいて、○○さんの心遣いに感謝しています。」「わざわざ来ていただくなんて、○○さんの温かい心遣いに感謝致します。」と日常的にコミュニケーションを取るとお互いの信頼関係は深まる事でしょう。
60 取り急ぎ、お礼まで
急いでいる時や時間に追われている状況でお礼だけでも伝えたい時、「取り急ぎ、お礼まで。」はコレ✕、「まずはお礼申し上げます。いつもありがとうございます。」と感謝の言葉を複数回重ねるのがコレ〇です。
「取り急ぎ」には「急いでいるので」という意味が入っているので目上の人に使うと不快になる事があります。感謝の言葉を重ねることで短い文章でも素っ気ない言葉にならないので良いフレーズだと思います。
例えば「次の現場に向かわなければいけないのでここで失礼しますが、今回の企画協力ありがとうございます。まずはお礼申し上げます。いつもありがとうございます。」「期限に間に合いました、まずはお礼申し上げます。いつもありがとうございます。」と締めの挨拶に使うことが多いです。
職場コミュニケーション術~まとめ~
全60パターンに及ぶ職場で使えるコミュニケーション術を紹介してきました。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆様が職場でのストレスが少しでも和らぐ事を祈っています。
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